足繁く磯に通い、四季折々移ろう荒磯の表情と出来事を記録します。
9月17日 オフショアキャスティングゲーム
14日のロックショアゲームから3日後。
未だヒラマサ熱が冷めず、2日目は最近好調のオフショアキャスティングでターゲットを狙う。
今回もお世話になるのは柳丸さん。
![](https://the-diary-of-the-rockyshore.com/wp-content/uploads/2023/09/IMG_6806-3-160x90.jpg)
期待に胸を躍らせ、夜の山道をひた走るが、上空はときおり稲光が・・・
さらに途中、豪雨に見舞われたり、増水で氾濫気味の河川を流し目で確認しつつ集合場所へと急ぐ。
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05:50、集合場所に到着。
集合場所も激しい雨が降っており、ひどい時は視界が200m程度しかなく、待機中の車内で、正直中止を覚悟した。
15分ほどすると、ぱたっと雨がやみ、クーラーボックスなど大物荷物を車から下ろしていると、港口から柳丸が入ってきた。
![300C](https://the-diary-of-the-rockyshore.com/wp-content/uploads/2023/08/IMG_6446-2-190x300.jpg)
天候に加えて海中治安もよろしくない模様。
しかし考え方を変えれば、この海域にイルカが入る要因は整っているという状況。
船長は北東の空から徐々に近づく雨雲を一瞥もせずに、船を走らせる。
やるしかない。投げるしかないのだ。
柳丸に乗船!リベンジのヒラマサキャスティング
今回はブログ主もラピード220を準備した。
カラーは玄海クリア。
クリアカラーを選んだ理由は、丸一日キャスティングゲームを続けるとして、1番長いのが日中の時間。
日中は光量が多いのでどうしても警戒心が強くなり、魚探に反応があっても水面を割るほど活性が上がらない、といったことを何度も経験した。
クリアカラーは22cmが生み出す波動に対し、その透過性の恩恵で、実際のサイズよりシルエットを小さくぼかす効果があるので、
魚に対し波動のアピールで意識を寄せて、ぼかしたサイズ感で少しでも警戒心を解くことを目的としている。
また、日中はこのカラーに全信頼をおいているので、ルアー交換頻度が少なくなり、1投でも多く投げ続けることも狙いのひとつ。
06:20 ポイントに到着。
船長からプレッシャーをかけられながら、期待の第1投目。
やはりイルカが入っているのか、
ブログ主のルアーにも船長のルアーにも反応がない。
ちなみに船長のルアーはラピード220 ピンクヘッド
その時、沖合の方でヒラマサらしき単発ボイルが発生。
数は少ないが魚はいる。
船長にボイルがあったことを告げ、そのまま続投。
最初に反応をとったのはブログ主だった。
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しかしルアーには触れず…
いや、まだ朝の1発目だ。チャンスはあるはず。
その時、
ジジーーー!
8kgのドラグが鳴る。
相手の突っ込みが止まった一瞬のすきにロッドを立てる。
水深は20m。
油断していると一気に潜られ、根擦れでラインブレイクしてしまう。
さすが船長、怒涛のポンピングであっという間に浮かせてきた。
ブログ主はギャフ打ちを担当し、ヒラマサのエラめがけ1撃で決めることができた。
サイズは15kgほど。
何だかこのサイズが見慣れてしまって感覚が麻痺している。
![300C](https://the-diary-of-the-rockyshore.com/wp-content/uploads/2023/08/IMG_6446-2-190x300.jpg)
早く釣りたい。
気持ちばかりが先をいく。
そう言いながら、船長はシステムを組み直している。
船長曰く釣る度にノットを組み直してるとのこと。
『勝って兜の緒を締める』
まさにそのとおり、次の一戦にも妥協のない姿勢。
ここに結果の差があるのだろう。
大型ヒラマサの襲来
船長が15kgをキャッチしてすぐ、ブログ主も同じ方向にラピードをキャストする。
しかし、しばらくの間反応は途絶え、我慢の時間が続いた。
何度か潮登りを繰り返し、船長は一旦竿を置く。
船長と自分のルアーアクションの違いを比較すると、
自分は着水後、ラインスラッグを取り、すぐにダイビングアクションを開始するのに対し、
船長のそれは、ラインスラッグの回収からそのままルアーをサーフィン(海面を滑らせて)させて、ダイビングアクションを開始している。
そしてリーダーの太さ。
船長のリーダーは140lbの2ヒロ。
ブログ主は170lbにスクラムを介した3ヒロ。
大きく違う点といえばその程度だが…
明確にバイト数に差が生まれている事実を目の前にして、ブログ主も、数時間前からそのアクションを取り入れた。
そんなことを意識しつつキャストを繰り返していると、雨雲からわずかに漏れる日光をさらに厚い雲が覆い、光量が減少した。
その時、ブログ主のラピードの後ろに不自然な水流が立ち、
海面に大きな何かでかき混ぜたような穴が開く。
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立て続けに2回目のバイト。
肩から先が吹き飛ばされる感覚に対し、
反対に思い切り体重をかけるためにジャンプしてアワセを1回、
そしてさらに強引に腕力で追いアワセを1回。
完全に入った感覚があった。
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ジーーー!!とドラグが鳴ったと同時に、
…なんとフックアウト。
![300C](https://the-diary-of-the-rockyshore.com/wp-content/uploads/2023/08/IMG_6446-2-190x300.jpg)
ラインブレイク??
フックオフ??
急いでラピードを回収すると…
…フックがない!!
新品のルアー
新品のリング
新品のフック。
リングを半端に付けていたのか?
フックがリングから外れた?
初めての経験に理解が追いつかない。
冷静になりもう一度ルアーを確認すると、
リアのCaltiva #7スプリットリングが変形している。
フロントのリングとフックは吹き飛ばされている。
リアは変形。
フックには大きなヒラマサのウロコが…
これは… デカかったはず。。
前回から、グッドサイズをことごとくモノにできていない。
いい加減、柳丸バラし王という不名誉な称号を与えられそうだ…
11:00 豪雨により、撤収
チャンスは少ないながらも、いいサイズが姿を見せてくれた本釣行は、納竿予定の夕方を迎える前に、豪雨により中断することとなった。
雨のなかキャスティングを続けたことで、ふやけた指にPEラインが食い込んで皮膚が破けてしまい、それでも痛みと戦いながらキャストを続けたがノーバイト。
中断前に船長が13kgを追加。
入港後、船長のヒラマサ を計測!
計測の結果、1本目15.4kg
2本目が13.0kg
今回も腕の差を見せつけられ、リベンジには程遠い結果となった。
スプリットリングが飛ぶ原因
ヒラマサが大型であればあるほど、当然ながらフックとリングの強度を上げなければならない。
ヒラマサがバイトに成功した時、ヒラマサ が左右に首を振って「イヤだイヤだ」を目にしたことがある方はわかると思う。
この時フロントのフックが口に、リアのフックが魚体にかかる、いわゆるルアーが外に掛かった状態となった時、
大型のヒラマサの首振りの力が、ルアーを支点にフックポイントにダイレクトに伝わる。
フッキングが弱く、針先だけ刺さった状態になるとフックが曲がり、
リングに強度が足らなければ、フックは刺さったままの状態でリングが変形して吹き飛ぶ。
正直、リングの強度まで思考が及んでいなかった。
というのも、あの#7の太いリングを手に取ったときの肌感覚で、これが飛ばされるイメージが頭になかった。
リングにも、開きやすいが閉じにくいなど、一部当たりハズレがあるようだ。
今のところ集めた情報によれば、船長が使用していたCB oneのスプリットリング
それと、カーペンターのスプリットリング
が強度に優れるようだ。
【タックル】
◆ ロッド:Ripple fisher / Runner exceed100SHH
◆ リール:Shimano / STELLA 18000HG
◆ ライン:VARIVAS / Avani Casting PE SMP 8号・300m
◆ リーダー:YGK / GALIS CASTMAN Absorber 170lb
次回こそ、、
必ずリベンジを…
今回も読了、ありがとうございました。
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