Switchの遠征サポート3日目。
予報どおり、秋晴れの空が広がった。
いい天気だ・・。
思いどおり都合よく行かないのがこの釣り。
しかし何としても、たとえ凪とはいえデイのサラシゲームから、これぞ対馬!と言えるようなヒラスズキを手にして欲しい。
なんせ彼はここに至るまで、
遠征費用を貯蓄し、
何とか捻出した小銭で装備強化に励み、
家族の信用を積み立て、
費用節減を尽くした近隣磯での修行を敢行し、
筆舌に尽くせない努力を重ね、ここ対馬に立っているのだ。
なぜそんなことが分かるのか?
彼もまた小遣い制アングラー
彼の境遇は、まさに鏡に映った自分自身だから。
何としても、彼に1尾を。
地獄の扉が開く・・凪の洗礼
凪なら凪で、潮波でできるサラシを探す。
この遠征サポートに向けて、先月から地道な磯歩きを続けて開拓に励んだ。
こんな時を想定して、何日も何日も歩き込んだんだ。
大丈夫だ。
おそらくT磯なら希望はある・・・。
エントリーしたTの磯は案の定凪ではあったが、波待ちすれば、周期的に波が打ち寄せる状況。
おそらく、今日島内でサラシが発現するのはこの周辺くらい。
サラシはあるので可能性はゼロではない。
比較的、サラシの濃い北側エリアをSwitchにお願いし、二手に分かれて撃ち歩く。
ブログ主はこんな時を得意とするルアー
FEED POPPER100と、エスフォー110
そしてマニック110を入れていく。
ひととおりルアーローテーションして、再びFEED POPPER 100に戻し、遠投してポッピング、磯際でポーズを入れ、流していったところでヒラスズキが誤爆・・・
そんなべったり手前に付いてんのか・・・
ここからわずかにSwitchの姿が見えるが、彼の得意とするkomomoⅡを基軸に、ダウン側に入れたりして組み立てているように見える。
結果この場所では、Switchがガボッツやブローウィンでデカいムラソイを2キャッチするに止まり、2人ともヒラスズキをヒットに持ち込むことはなかった。
ナイトゲームは田舎型小規模河川へ
それから我々は何だかんだあり、一旦、2時間かけて下対馬へ南下することに。
何だかんだとは・・・
前日の夜、防寒対策をおろそかにしたままテント内で就寝・・・
明け方、寒波の襲来による冷え込みをモロに食らってガクブル。
正直、2人ともまともに睡眠ができていない。
そのため一旦、防寒着を取りに帰ることになった。
むしろちょっとジャケット貸して!!
私の不甲斐ない気温変化の見通し不足にも苦言ひとつこぼさず・・・
彼の優しさになおのこと気合いが入りハンドルを握る手が熱くなる。
防寒装備を整えて、自宅で小休止を挟む。
そしてSwitchと今後の予定について打ち合わせ。
この遠征のもうひとつの目的、それは彼の得意とするナイトシーバスゲームを、難攻不落の田舎型小規模河川で実践してもらおうというもの。
ブログ主もようやく、夜間のルアー操作に慣れてきたところで、前の週にも良型のスズキをキャッチできた。
出せるかわからんけど!
ということで、ツシマルハンティングに向かう。
満潮からの下げを狙い、20:00ころエントリー。
だが期待は外れて、ベイト気なし。
ブログ主はランガン、Switchは橋脚撃ちで様子をさぐる。
ブログ主が下流側に撃ちながら降りていくと、、
部分的にベイトの群れを発見。
急いでSwitchのもとへ戻る。
バシャッ!
到着してまだ全然経っていないのに、あっという間に魚からコンタクトを得ている。
しかも何度も。
ルアーローテーションのスピード感が、ブログ主の倍ほど違う気がする。
ごめんごめん!
どーした?
下流側にベイトを見つけたことを伝えて、2人とも移動。
開始直後こそベイトの気配は皆無だったものの、Switchの連続バイトから賑わいを見せ出した。
ボトム付近をドリフトでマゴチをキャッチ。
ここで…??
日中のサラシで出てくれー
Switch、初の対馬ヒラとの遭遇は、まさかのナイトリバーで40cm。
もし明日以降釣れなくても、対馬ヒラには会えた!
ありがとう!
ナイトゲームはこの3尾キャッチで終了となった。
3日目、再び地獄の凪磯へ
さすがに3日目の朝になると、お互い疲労感が隠せない。
我々の体力、同世代よりめちゃくちゃ若い。
Switchも間違いなく疲れているはずなのに、、
さすが夜勤明けから単独釣りキャンプを敢行するド変態だけあって、短時間睡眠で急速充電が可能な身体に仕上がっている。
1箇所目は、昨日と同じエリアの磯にエントリーするも、安定の凪。
青物の小規模ナブラも発生していたためヒラスズキは厳しいと判断し、08:00に昨日のT磯移動した。
こんなに疲労が溜まっているのに、会話が減らないことを不思議に思いながら車を走らせる。
T磯に到着後、車を降りるブログ主。
着いて早々、何となく…
直感が「ここじゃない」と言っている。
しかし、Switchにそれを説明できる明示的な根拠がない。
そこもら多少サラシは出てる…と思うんやけど…
何ならずっと投げ倒すでも構わんよ!
そうなるよね。
俺も逆の立場ならそう言うかもしれない。
対馬という無限大のポテンシャルに期待を寄せてしまう。
なぜなら彼はこのT磯に立つのは2回目だから。
昨日の感じなら、波待ちすればサラシも出るし、もしかしたら何かあるかも!
って思っちゃう。
…わかる。
でも違う…!
何かが違うのだ…
1ヶ月前からこの界隈を調査しているから、なおさらそう言える。
何か、、パズルがハマらない感覚。
それをうまく伝えられない。
なので正直に…
冒頭、「俺のやりたい」を優先に、実績ポイントには行かないだの何だの…
オッケ!
吐いた唾を飲むとはこのこと。
そういえば、1年前の宇久島遠征のときもそんなことがあったっけ。
確かあの時も、ブログ主のわがままに付き合ってもらう形で移動を決断した結果、
偶然にも秋爆に遭遇するという奇跡が起きた。
今回も…そんな奇跡が起きることを願い、
我々は最後の望みを賭けて、Sの磯を目指す…。
その3へ続く…。
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