2023年9月 秋マサ開幕・上対馬ヒラマサ釣行で21kgモンスターをキャッチ

釣果記録(対馬)
九州の離島 壱岐・対馬を主戦場とする小遣い制アングラー🔰です。ショアから大型ヒラマサ・ヒラスズキ90cmオーバーキャッチが目標。
四季折々移ろう荒磯の表情と出来事を記録します。
今年1月の釣行を最後に
ほとんど封印と言っても良いほど休んでいたロックショアヒラマサ釣行。
しかし先日、最近のこの状況…上対馬にベイトが接岸しているのでは?
と確信が持てたことから
これまで封印していたヒラマサ釣行を復活することにした。
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ついにこの時がきた。
情報から紐解くと、西側沿岸にイワシの群れが接岸していることが予想される。
さらに自身の過去のデータから紐解くと、もう少ししたら、カマストビウオも接岸するのではないか、と期待。
(コレはあくまで壱岐での情報なので、この地でハマるパターンなのかは全くもって根拠がない)

トビウオベイトに付いた壱岐のヒラマサ。

兎にも角にも確度の高い情報と判断。
すぐにでも磯歩きの準備を整えたいところだが、ここしばらく、ヒラマサの引きを味わっておらず、
何ならあの強烈なファイトが記憶から薄れ、
僅ながら、心のどこかで「何とかなるだろ」なんて慢心さえ生まれている。
冷静に考えて、
約9ヶ月のブランクを経て、
いきなりショアからヒラマサを相手に引っ張り合いをやって勝ちを収められるとは到底思えない…
なので、今回はヒラマサへのアプローチ、特にファイトにおける駆け引き、やり取りの力感を取り戻したい…
そのためにはできるだけ魚を掛ける必要があるので、今回急遽オフショア釣行を計画。
リハビリを兼ねて、秋マサの開幕を追うことにした。

ベイト接岸の情報とは

この情報というのは、ブログ主宛てダイレクトに届いたわけではなく、
単純に風の噂のように耳に入ってきた話。
あるエリアで、地元のベテランローカル餌釣り師から、
「サバがたくさん釣れた」
という話を聞き及び、釣れた日を聞くと大潮の朝とのこと。
一瞬、昔の記憶とアジャストし、サバが沿岸部の岩礁エリアまで追っていたのはイワシではないかと推測。
このエリアにサバが入ると言うことは、
外にはそれなりにイワシの群れが溜まって居るのではないかと考え、エリアを上対馬に絞ることにした。

上対馬の遊漁船・柳丸

今回お世話になったのは
上対馬町大浦の柳丸さん。

以前も大変お世話になり、良い釣りをさせて貰った。

柳丸は、上対馬エリアの瀬渡しを始め、オフショアキャスティング、ジギング まで案内してくれる。

早速、予約状況を確認。

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お久しぶりです!
9月2日、オフショアのキャスティング予約できますか?
【船長】お久しぶりです。1人からは案内してないんやけど、2人お客さんおるから大丈夫よー。
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ちなみに最近の状況はどうですか?
うーん。悪くはないと思うよ!
これから良くなっていきそうな感じかな!
昨日は最高14kgが出たよー!
・・・やっぱり!!
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この時点で何だか当てた感から来る嬉しさと、もはや釣れる気しかしない勘違いで早くも負けパターンの方程式が成立しそうなので、はやる気持ちを押し殺し、努めて冷静を保つ。

 

柳丸さんは、柳荘という民宿も経営されており、宿泊も可能。

住所 〒817-1721 長崎県対馬市上対馬町河内42(駐車場有 3台)
TEL 0920-86-2765
料金 素泊り:4,500円~
船釣 :3名様より(昼)(夜)20,000円~
瀬渡し:2名様より 6,000円~
支払方法 現金のみ

 

比田勝港フェリーターミナルまでの送迎もしてくれるので、
完璧な釣りのバックアップ体制が整っている。

近くに小規模ながらショッピングセンターがあり、買物にも困らない。

引用:店舗情報 スーパーバリュー武末 HP

ショア、オフショア問わず上対馬エリアで釣りを展開するにはちょうど良い拠点となる。

 

出港・スタートフィッシング

海象状況

◆曇り・雨 ◆北東の風 6m/s

◆波高 1.0m

◆中潮 (月齢 16.7)

◆旧暦  7月18日

上対馬に向かう途中、前が見えないほどの豪雨に見舞われた。
このまま降れば道路が冠水するレベル。
この調子だと中止の可能性もあり得ると不安がよぎったが
上対馬に登るほど雨雲は薄れ、柳荘に着く頃には完全に降水帯を抜けた。
私を除く2名のお客さんは雨天につきキャンセルとのことで、結局、私1人貸切となった。
曇天がマヅメ効果を長引かせてくれそう。
初手のルアーはもちろん信頼と実績の
フィッシュトリッパーズヴィレッジ
ルグランタンゴ190

新品を開封してきました!

これまで、渋い状況から何度も魚を引き出してくれた頼れる相棒。

06:00 スタートフィッシング

潮の動きはあまり感じないが、ベイトはびっしり反応あり。

期待の第1投目。

陸方向に位置するワンド側に、ルグランタンゴをキャスト。

朝イチはショアラインに差してきていないか、という期待を込めて。

 

船長は、ブログ主と反対側(水道側)にキャスト。ルアーはMaria ラピード220。

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いつ出てもおかしくない雰囲気・・・。
サメも多いから気をつけてねー!
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サメ・・!?気をつけるってどうすれば・・💧

などと話しながら、2投、3投繰り返す。

 

そして4投目。

 

 

 

 

突然・・・・

 

・・・ボゴッ!!!!

 

という破裂音とともに、

魚体を半分以上出したヒラマサが、
我が
ルグランタンゴに襲いかかった。

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・・・!!!
食いました!!!
・・!!
それデカいよ!!!
巻いて巻いて!!!

とてつも無いトルク。暴力的な突っ込み。
間違いなく過去イチのサイズ。

すると突然・・・・

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・・!!!!
うわ!!!
切れました!!!!

・・・なんで〜!!

 

 

 

 

ラインブレイク・・。

 

 

 

 

 

『惜しくも』ラインブレイク、と言いたいが

 

 

 

 

惜しくも何ともない。

 

 

原因はわかっている。

ノットからすぐ上部分が破断している。

 

 

 

 

原因は・・・・準備不足。

 

 

 

 

言い訳にすぎないが、釣行前日、ノットを組み直していなかった。

仕事で帰宅が遅くなり、

ノットを組み直さなければならないことはわかっていたものの、

疲労と睡魔に負け

2ヶ月前に組んで1釣行投げただけで
そのままで大丈夫だろう・・・
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と安直に考え、釣行に臨んだ結果・・・。

 

とんでもない大物がかかり、

今年イチのワンチャンスを逃してしまった。

新品のルグランが…

そういえば前にも壱岐で同じ失敗をこいたはずなのに。

 

その間、

よし、食ったぞ!!

船長に良型がヒット!

竿の曲がりと巻きの抵抗感から10kgは超えている模様。

慣れた体捌きであっという間に寄せてきたターゲットは

13kgの大型ヒラマサ。

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すげーーー💦

船長のヒラマサを横目で捉えつつラインを組み直す。

 

何度か潮登りを繰り返し、良いポジションへ。

 

朝マズメを逃し、日中の釣りへ

私がラインを組み直す間に、船長は13kgに9kgを追加した。

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バイト多数!!
そして魚がデカい!!

 

正直いう・・・

リハビリには魚がデカすぎる。

 

 

 

 

ポイント移動をしながら

総合栄養食でモグモグタイム。

気を取り直して釣りを再開する。

 

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うし!!
釣るぞー!!

だいぶ日も上り、ルアーへの反応も渋くなってきたタイミング。

日中なので泡をまとわせてシルエットをぼかせるポッパーを投げたいが、

ラピードへの異常な反応を目の当たりにすると、どうしてもダイビングペンシルをセットしてしまう。

SHIMANOのヘッドディップ140Fをセット。

140?
それよく食うよー
昨日2つ持っていかれたけん!

と言いながら、

ポイント変更後の船長、第1投目

 

ラピード220に

 

バシュッ!!

 

と水飛沫があがり、

あっという間に8kgクラスをキャッチ。。

 

 

負けじとこちらもキャストを続ける。

 

 

するとヘッドディップの後ろに波紋が…

 

 

食った…!!
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ジジジーーーーーッ!!!

大型がヒット!!

竿を相手に向け、ファーストランは行かせる。

巻きで合わせを入れ、完全にフッキング!

 

止まったところで、すかさずロッドを立てて応戦に入る。

余談だが、しばらくこの手のファイトはご無沙汰のはずなのに、前に比べてロッドを立てるスピードはめちゃめちゃ速くなった。(何でだ?)

 

それにしても、とてつもない突っ込みを見せる魚。

鳴り響く7kg設定のドラグ。

 

それに対し、Runner exceed100SHH

全筋力を使い、折れてもいいと言う覚悟を持って思いっきりぶち曲げる!!

 

時折り、船縁まで身体が持っていかれるほどの引き。

それに合わせてロッドがガン!!ガン!!と叩かれる。

 

5分の格闘の末、正体を現した。

!?

 

 

目測140cmのサメ。

 

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ヒラマサ じゃないのかー…!!

てっきり20kg近いヒラマサかと思ったのに、、、、、残念。

 

しかしコレはこれで嬉しさが込み上げてくる。

なんせこのロッドなら、メーターをゆうに超えるサメをキャッチできることもわかったし、

純粋にデカい魚をキャッチしたと言う事実が素直に嬉しい。

有識者によれば、レモンザメかメジロザメの子どものようです。

 

21kgのサメ🦈でした。

 

 

はむはむされたヘッドディップ

 

ベイト反応はあるが口を使わない展開…どう打破する?

その後も渋い状況が続く。

しかし明らかに、私の投げる平打ち系(KM工房シーカ180)や泡噛み系ペンシル(エスプーマ220)より、ラピードに反応が偏っている気がする。

ワイドなダートより直接的な動きに反応しているということか?

ベイトはいっぱいおるけどねー。。

朝に比べると、格段に反応が渋くなった。

1箇所を30分ほどやったあとは、そこまで粘ることはせず、ポイントを移動してフレッシュな個体を探し当てる。

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何とか1本とりたい…

その時、ブログ主のシーカ180に何やら地味な波紋。

 

 

??

 

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お!食いました!!

ジャンプしてアワセを叩き込む。

 

水面下でヒラマサが首を振っているのが目視できた。

 

身体をジャンプさせるとともに巻きで合わせを入れ、すぐにポジションをとる。

 

そこまで大きくはなさそうだが、

やはり夏のヒラマサ 、めちゃめちゃ引く。

 

 

 

観念して上がってきたのはメーターあるなしのまぁまぁサイズ!!

船長の見事なギャフ撃ちによりランディング。

良かったねぇ〜www
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良かった〜…
あ゛ーー嬉しいww

1年間、ずっとお前に会いたかったんだよ…

色白の綺麗な個体。

2〜3年前はこればかりを狙って、

こればかりを狙っているときは、本当に沢山のヒラマサに出会うことが出来たが、

色々な釣りに触れるうちにやりたい事の多さに忙殺され、出会う機会を何度も逸してきた。

 

キズもなくヒレピン。
堂々としたその出立ち(いでたち)にしばらく見惚れてしまった。

92cm / 6.89kg

 

雷雲接近につき、撤退

その後も散発的に発生するチェイスとバイトに翻弄されながらキャストを続けるも、はるか沖の雨雲が接近し、おまけに雷まで鳴り出したので撤収。

雨から逃げるように帰港。

 

しかし雨雲に追いつかれ…

叩きつけるような雨の中、帰港…

釣果は6バイト3キャッチ(サメ含む)

対して船長は10バイト以上で7、8本キャッチ

まさに無双っぷりを見せつけられた。

13kg、デカい!!

このサイズ・・・いつかショアからとってみたい。

記録更新のイメージは常に脳内にセットしてある。あとは釣るだけだ!!

 

釣行まとめ

今回もまた、大きな課題を残す釣行となった。

オフショアも非常に奥が深く楽しい。

 

これまでショアからの釣りにこだわり、

自分の足で魚を見つけるところから、その魚をキャッチするまでのプロセスこそ、ロックショアの醍醐味!

これが錦の御旗(にしきのみはた)のようになっていたが、

オフショアキャスティングはまた違った種類の面白味がある。

特に『魚を掛ける』ことについては、1日ワンバイトあるかないかのショアの釣りよりも、バイト数、ファイト数ともに圧倒的に多いオフショアの方が、魚との駆け引き、体捌き、テクニックや経験値の向上が図れると思う。

ショアから1年間で得られる経験値を、1日に凝縮することも、もしかすると不可能では無いかもしれない。

ショアから大型を狙う私にとって、これはとても大切なことだと感じた。

最後、デッドフィッシュにて失礼します・・

これからもショアにこだわり続けることに変わりはないが、

ファイトの感覚、コンディションの維持向上を目的に、

定期的にオフショアキャスティングゲームを楽しむのは全然アリだと感じた。

 

【タックル】

◆ ロッド:Ripple fisher / Runner exceed100SHH

◆ リール:Shimano / STELLA 18000HG

◆ ライン:VARIVAS / Avani Casting PE SMP 8号・300m

◆ リーダー:YGK / GALIS CASTMAN Absorber 170lb

クーラーからヒラマサ汁の漏洩。

車両後部の・・・スメルがカオスってました。

今回も駄文にお付き合いいただき、ありがとうございました!

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