四季折々移ろう荒磯の表情と出来事を記録します。
ベイト接岸の情報とは
上対馬の遊漁船・柳丸
今回お世話になったのは
上対馬町大浦の柳丸さん。
以前も大変お世話になり、良い釣りをさせて貰った。
柳丸は、上対馬エリアの瀬渡しを始め、オフショアキャスティング、ジギング まで案内してくれる。
早速、予約状況を確認。
9月2日、オフショアのキャスティング予約できますか?
これから良くなっていきそうな感じかな!
昨日は最高14kgが出たよー!
この時点で何だか当てた感から来る嬉しさと、もはや釣れる気しかしない勘違いで早くも負けパターンの方程式が成立しそうなので、はやる気持ちを押し殺し、努めて冷静を保つ。
柳丸さんは、柳荘という民宿も経営されており、宿泊も可能。
住所 | 〒817-1721 長崎県対馬市上対馬町河内42(駐車場有 3台) |
TEL | 0920-86-2765 |
料金 | 素泊り:4,500円~ 船釣 :3名様より(昼)(夜)20,000円~ 瀬渡し:2名様より 6,000円~ |
支払方法 | 現金のみ |
比田勝港フェリーターミナルまでの送迎もしてくれるので、
完璧な釣りのバックアップ体制が整っている。
近くに小規模ながらショッピングセンターがあり、買物にも困らない。
ショア、オフショア問わず上対馬エリアで釣りを展開するにはちょうど良い拠点となる。
出港・スタートフィッシング
海象状況
◆曇り・雨 ◆北東の風 6m/s
◆波高 1.0m
◆中潮 (月齢 16.7)
◆旧暦 7月18日
これまで、渋い状況から何度も魚を引き出してくれた頼れる相棒。
期待の第1投目。
陸方向に位置するワンド側に、ルグランタンゴをキャスト。
朝イチはショアラインに差してきていないか、という期待を込めて。
船長は、ブログ主と反対側(水道側)にキャスト。ルアーはMaria ラピード220。
などと話しながら、2投、3投繰り返す。
そして4投目。
突然・・・・
・・・ボゴッ!!!!
という破裂音とともに、
魚体を半分以上出したヒラマサが、
我がルグランタンゴに襲いかかった。
食いました!!!
それデカいよ!!!
巻いて巻いて!!!
とてつも無いトルク。暴力的な突っ込み。
間違いなく過去イチのサイズ。
すると突然・・・・
うわ!!!
切れました!!!!
・・・なんで〜!!
ラインブレイク・・。
『惜しくも』ラインブレイク、と言いたいが
惜しくも何ともない。
原因はわかっている。
ノットからすぐ上部分が破断している。
原因は・・・・準備不足。
言い訳にすぎないが、釣行前日、ノットを組み直していなかった。
仕事で帰宅が遅くなり、
ノットを組み直さなければならないことはわかっていたものの、
疲労と睡魔に負け
そのままで大丈夫だろう・・・
と安直に考え、釣行に臨んだ結果・・・。
とんでもない大物がかかり、
今年イチのワンチャンスを逃してしまった。
新品のルグランが…
そういえば前にも壱岐で同じ失敗をこいたはずなのに。
その間、
船長に良型がヒット!
竿の曲がりと巻きの抵抗感から10kgは超えている模様。
慣れた体捌きであっという間に寄せてきたターゲットは
13kgの大型ヒラマサ。
船長のヒラマサを横目で捉えつつラインを組み直す。
朝マズメを逃し、日中の釣りへ
私がラインを組み直す間に、船長は13kgに9kgを追加した。
そして魚がデカい!!
正直いう・・・
リハビリには魚がデカすぎる。
ポイント移動をしながら
気を取り直して釣りを再開する。
釣るぞー!!
だいぶ日も上り、ルアーへの反応も渋くなってきたタイミング。
日中なので泡をまとわせてシルエットをぼかせるポッパーを投げたいが、
ラピードへの異常な反応を目の当たりにすると、どうしてもダイビングペンシルをセットしてしまう。
SHIMANOのヘッドディップ140Fをセット。
それよく食うよー
昨日2つ持っていかれたけん!
と言いながら、
ポイント変更後の船長、第1投目
ラピード220に
バシュッ!!
と水飛沫があがり、
あっという間に8kgクラスをキャッチ。。
負けじとこちらもキャストを続ける。
するとヘッドディップの後ろに波紋が…
ジジジーーーーーッ!!!
竿を相手に向け、ファーストランは行かせる。
巻きで合わせを入れ、完全にフッキング!
止まったところで、すかさずロッドを立てて応戦に入る。
余談だが、しばらくこの手のファイトはご無沙汰のはずなのに、前に比べてロッドを立てるスピードはめちゃめちゃ速くなった。(何でだ?)
それにしても、とてつもない突っ込みを見せる魚。
それに対し、Runner exceed100SHHを
全筋力を使い、折れてもいいと言う覚悟を持って思いっきりぶち曲げる!!
時折り、船縁まで身体が持っていかれるほどの引き。
それに合わせてロッドがガン!!ガン!!と叩かれる。
5分の格闘の末、正体を現した。
目測140cmのサメ。
てっきり20kg近いヒラマサかと思ったのに、、、、、残念。
しかしコレはこれで嬉しさが込み上げてくる。
なんせこのロッドなら、メーターをゆうに超えるサメをキャッチできることもわかったし、
純粋にデカい魚をキャッチしたと言う事実が素直に嬉しい。
ベイト反応はあるが口を使わない展開…どう打破する?
その後も渋い状況が続く。
しかし明らかに、私の投げる平打ち系(KM工房シーカ180)や泡噛み系ペンシル(エスプーマ220)より、ラピードに反応が偏っている気がする。
ワイドなダートより直接的な動きに反応しているということか?
朝に比べると、格段に反応が渋くなった。
1箇所を30分ほどやったあとは、そこまで粘ることはせず、ポイントを移動してフレッシュな個体を探し当てる。
その時、ブログ主のシーカ180に何やら地味な波紋。
??
水面下でヒラマサが首を振っているのが目視できた。
身体をジャンプさせるとともに巻きで合わせを入れ、すぐにポジションをとる。
そこまで大きくはなさそうだが、
やはり夏のヒラマサ 、めちゃめちゃ引く。
観念して上がってきたのはメーターあるなしのまぁまぁサイズ!!
船長の見事なギャフ撃ちによりランディング。
あ゛ーー嬉しいww
色白の綺麗な個体。
2〜3年前はこればかりを狙って、
こればかりを狙っているときは、本当に沢山のヒラマサに出会うことが出来たが、
色々な釣りに触れるうちにやりたい事の多さに忙殺され、出会う機会を何度も逸してきた。
キズもなくヒレピン。
堂々としたその出立ち(いでたち)にしばらく見惚れてしまった。
雷雲接近につき、撤退
その後も散発的に発生するチェイスとバイトに翻弄されながらキャストを続けるも、はるか沖の雨雲が接近し、おまけに雷まで鳴り出したので撤収。
雨から逃げるように帰港。
しかし雨雲に追いつかれ…
釣果は6バイト3キャッチ(サメ含む)
対して船長は10バイト以上で7、8本キャッチ
まさに無双っぷりを見せつけられた。
このサイズ・・・いつかショアからとってみたい。
記録更新のイメージは常に脳内にセットしてある。あとは釣るだけだ!!
釣行まとめ
今回もまた、大きな課題を残す釣行となった。
オフショアも非常に奥が深く楽しい。
これまでショアからの釣りにこだわり、
自分の足で魚を見つけるところから、その魚をキャッチするまでのプロセスこそ、ロックショアの醍醐味!
これが錦の御旗(にしきのみはた)のようになっていたが、
オフショアキャスティングはまた違った種類の面白味がある。
特に『魚を掛ける』ことについては、1日ワンバイトあるかないかのショアの釣りよりも、バイト数、ファイト数ともに圧倒的に多いオフショアの方が、魚との駆け引き、体捌き、テクニックや経験値の向上が図れると思う。
ショアから1年間で得られる経験値を、1日に凝縮することも、もしかすると不可能では無いかもしれない。
ショアから大型を狙う私にとって、これはとても大切なことだと感じた。
これからもショアにこだわり続けることに変わりはないが、
ファイトの感覚、コンディションの維持向上を目的に、
定期的にオフショアキャスティングゲームを楽しむのは全然アリだと感じた。
【タックル】
◆ ロッド:Ripple fisher / Runner exceed100SHH
◆ リール:Shimano / STELLA 18000HG
◆ ライン:VARIVAS / Avani Casting PE SMP 8号・300m
◆ リーダー:YGK / GALIS CASTMAN Absorber 170lb
クーラーからヒラマサ汁の漏洩。
車両後部の・・・スメルがカオスってました。
今回も駄文にお付き合いいただき、ありがとうございました!
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