足繁く磯に通い、四季折々移ろう荒磯の表情と出来事を記録します。- なぜ釣りに没頭するのか。
それは人が一生かけても、釣りを理解するのは不可能だからだ –
春を迎えると、とりあえずは対馬の1年というサイクルを経験したことになる。
それぞれの季節、それぞれの釣りモノ・・・。
4、5、6月はヒラスズキが好調だった。
5月はタマンにもやられたような・・・。
6月はイサキがとても美味しくて、、
夏マサもボチボチ、ボイルが出たりチェイスがあったり釣れたり釣れなかったり。
なので夏は専らイカ釣りに手を出し(競争率が少ないので)、
それはそれで結構な数が釣れた。
7月の潮の良い日はキス釣りにもよく出かけて、子供たちと30cm近い大ギスを狙ってどうすれば狙って釣れるのか試行錯誤した。
自己記録を大幅に超える魚を出すことは叶わなかったが、
ヒラスズキ(50cm以上)に関しては年間キャッチ数112本となり、(春爆に遭遇し3日間で42本という大バズりのおかげだが・・・)
これだけ色々な釣りに手を出しながら、これだけの数が釣れる・・・
言わずもがな対馬は豊穣(ほうじょう)な漁場だということを改めてここでご紹介したい。
自分がちょこちょこと数釣りに勤しむ一方で、我が仲間達からはとても嬉しい報告も届き、
Switchもブログ主同様、年間スズキ属キャッチ数100本以上を達成。(本人は100と言ってるが絶対もっと釣ってる。)
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そしてMニキは初のヒラスズキキャッチ達成。
ツリ○キラメンナのIさん、なんと大分県では幻と言われている10kgオーバーのアカメをキャッチしたと聞き及び、ひとり歓喜に湧く。
ここに至るまでの苦悩と努力、察するに余りあるところだが、これぞ○キラメンナスピリッド・・・布教活動が加速しつつある。
そして長崎の凄腕アングラーN・Kさん、何気なく寝る前にInstagramを流していると、Mariaの青物祭り当選者発表が。
個人情報の管理のためか投稿者の顔こそ見切れているが、A賞に見たことのある写真が・・・
え・・・もしかして
もう一度アカウント名を見直すと・・・
飛び起きる。
本当におめでとうございます!
そもそも地磯から15kgという、もともととんでもない実力をお持ちですが、来春プロフェッショナルとの釣行で更なるレベルアップ・・・来年からの釣果が恐ろしいことになりそうですね・・・。
対馬では生息数が少ないマルスズキ、通称ツシマルを狙い、
シーバスデビューを果たしてはや6ヶ月以上が経過。
梅雨前に始めたシーバスゲームのおかげで、
これまで体力と英気を養う「夜」という時間帯が専ら活動時間となったことで、結果としてより多くの知見を得て、引き出しを増やすことが出来た。
12月初旬・・・今回はシーバスゲームで培った技術をナイトの磯に転用し、大型ヒラスズキをターゲットに2名の仲間と釣行を計画した。
台風級の爆風下、夜の磯に潜むヒラスズキを狙え
今回夜の磯ヒラゲームを展開したが、まず最初に言いたいのは夜の磯は非常に危険度が高いということ。
そのため第一候補から第三候補までの磯を、日中に3度、各潮位による地形変化、波の到達点について事前調査した。
しかしこの日の気象は、事前調査も何も全て無に帰すほどとてつもない状況だった。
海象状況
◆曇り
◆西の風 22m/s
◆波高 2.8m
◆長潮(月齢 23.7)
◆旧暦 10月25日
第一候補、第二候補は西側に位置するため、釣りが成立しない。
しかも強い雨と雷が…
しょうがなく東側の磯に転進。
東の磯であれば、風裏となる立ち位置さえ確保すれば、何とかギリギリ釣りが成立することが判明した。
走り回った結果、釣り開始時間が大幅に遅れ・・・・
雷雲は強風によって流れたものの、依然として強風は吹き荒れる。
足回りを確認して慎重にエントリー。
メインの場所は時折大きなうねりが入るので、左側のゴロタ浜に入る。
3名がお互いの位置を確認できる、風裏の位置取りでスタートフィッシング。
磯に入ったバカうねりが払い出す流れが発生しているので、
最初にセレクトしたルアーはスネコン130S
アップに投げて流れに乗せて引いてくるイメージで、
風が強いので投げた後にロッドを煽ってラインを処理(水につけて)、リールでテンションを管理し、そこからラインスラッグのみを回収していくような感じを意識して流していくと、1投目から
・・・・ッゴン!!!
いきなり当たった!!
同じアプローチを繰り返すことはせず、、一旦冷静になる。
稀代の名機たちを投入
ルアーの種類に疎いブログ主、最近オークションサイトで手に入れたオールドルアーをチョイス。
まずはオルタネイティブのウルングマ125F
ボディー形状からヒラフィードの動きを連想させるこのルアー。
潜航レンジは30cmから50cm。
使用感としては、ざっくり言うと…潜るガボッツのような印象。
アップに投げれば浅いレンジを弱々しくウォブンロールしながら、水深30cmくらいをゆらめいてくる。
ロッドワークでわずかばかり引き波を立てることも可能。
一瞬で大好きになりました!!
懸案事項としては、強い流れに対するアクションの耐性が気になるところ。
ご存知のとおりヒラフィードは強い流れもキチンと掴んで、流れの変化についてはバランスを失ったアクションにオートマチックに変換してくれるが、果たしてこのルアーはどうだろうか。
足下の引き波に乗せた時にどうかなぁーと気になっている。
反応が遠のいたため、レンジを入れてアプローチ。
次に選んだのはスカジットデザイン ハイドシャロー125F
ハイドシャローは30〜90cmの先行レンジ。
磯での使用感としては60cm前後をユラユラ。飛距離も申し分ない。
これもまた普通に巻いてて時折、フラッとバランスを崩してくれるので、オートマで食わせの間を作ってくれる。
魚の反射を引き出すきっかけを演出する。
1投目、キャストのコースはスネコンと同じ。スネコンよりも少しレンジが入っただろうか、そんな感触。
イメージは流心を外れるか外れないかをシレ〜っとバレないように泳ぐベイト。
流れを感じなくなったところで、手元にブリブリが伝わらない感覚でリーリング。
すると突然、
・・・ゴン!!
と強烈なアタリ!!
目の前に大きなシモリがある(明るい時に確認したが、たしかあった…)・・・!
コレはやばい!
ヒラマサのようなファーストランに思わず手ドラグで頭をこっちに向ける。
ここはもう、フックが伸びて外れる方が、根に巻かれるより良い!と勝負をかけるしかない。
…ぶぁガシャガシャッ!!と強烈な首振り。
そして重量感。
うねりに乗っても魚のデカさがわかる。
潮流も相まってAvariceがぶち曲がる。
仲間が駆けつけて、「1個下の段に降りましょうか!」と言ってくれるが、、
とストップをかける。前にも横にも出られない。
魚がでかい時はいつもそう。寄せるたびに立ち位置とランディングポイントとの角度が浅くなる。
やばい。
ここでハッと冷静になり1段2段高い場所へ移動。
高足場からランディングを試みるも2度失敗…
仲間に魚を照らしてもらうと、魚体のどこにもハイドシャローが見えない。
ライン先行で流していたこと、フローティングミノーであることを踏まえると…
3度目…、波を使って思い切ってランディング!
やはり飲んでた。しっかり食わせられていた。
安全区域に移動…3人で喜びに湧く。
リリースのためにすぐに計測開始!
がしかし、ここは風速20mの磯上。
計測しようと準備していたところ、まず、仲間のフィッシングメジャーが吹き飛び闇に消える。
メジャーを探しに行った仲間…
引き続き計測を再開すると、今度は何とブログ主のニット帽が風で吹き飛ぶ。
ニット帽が飛ぶなんてどんだけ…蘇生どころか計測すらもままならない状況で、重量の計測は断念。
記録更新。
もっとちゃんと喜びたかったが、早くリリースできる場所を見つけ、蘇生をしなければならない。
しかし結局、この日の気象はリリースが困難、安全上の理由から、クリスマスに家族が来島する仲間がキープすることとなった。
ブログ主、この日を機に本格的に夜磯の開拓に取り組む
これまで、凪日はモチベ維持に苦慮していたが、コレをきっかけに釣りの幅が広がった。
まだまだ開拓の余地しかないし、春先は磯でキャンプ…なんてのも絶対楽しい。
ありがたいことに、Instagramでの出会いを通じて、あるプロフェッショナルアングラーとお近づきになれた。
毎年、ここ対馬には遠征で訪れているみたいで、直近では来春、その方とお会いできそうで楽しみだ。
そしておそらく、あのシーバス界のレジェンド的お方も来られるようで、お互いの都合がつけばここでの釣りをサポートできるかもしれないとあって、並々ならぬ気合いがみなぎっている。
もし実現したら、もちろん当ブログでご紹介します。
【ヒラスズキタックル】
◆ ロッド:RippleFisher Avarice110MH
◆ リール:18 Stella C5000XG
◆ ライン:SUNLINE CAST AWAY 2号
◆ リーダー:X-braid FCアブソーバー Slim&Strong 45lb
読者の皆さま、今年も大変お世話になりました。
毎度稚拙な釣行記録にお付き合い頂き、この場をお借りして御礼申し上げます。
来年も飛躍の年になるよう腕を磨き、脚を労り、精進して参ります。(釣行休みの日はブログもサボらず、今後も何とか書き続けて行きますw)
来年も皆様が素晴らしい魚たちに出逢えることを祈念して🙏今回も駄文にお付き合いありがとうございました!
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