九州の離島 壱岐・対馬を主戦場とする小遣い制アングラー🔰です。ショアから大型ヒラマサ・ヒラスズキ90cmオーバーキャッチが目標。
足繁く磯に通い、四季折々移ろう荒磯の表情と出来事を記録します。
今年は5月下旬から梅雨入りした模様。
これを超えると夏。釣りには厳しい季節。朝夕マヅメが勝負のシーズンになる。
そういえば壱岐では引き続きアオリイカが好調。
港湾で、網ですくえるほどのようだ。
エギングの釣果は0、シーバス狙いのナイトゲームにも振られ、しばらく朝マズメをサボりがちの日々。友人たちはどんな状況下でもしっかり釣りやってるのに、私ときたら…
そんな気持ちが心を掠める6月上旬。4月、5月は地磯を中心に釣り込んだため、気分転換の意味も込めて、待ちに待った梅乃屋での沖磯釣行を決行した。
梅乃屋 トモ船長と再会!対馬でスジアラが狙える!?
最後に梅乃屋を利用したのは今年の1月だった。
あの時は隣で友人のK山がジグで爆アタリのさなか、トップウォーターにこだわり、何とか捻り出した1本に感動したことを覚えている。
今日はあいにくの雨。
いつもの地磯まわりであれば多少気持ちが沈むだろうところ、久しぶりの沖磯に出発からテンションは高め。
たまにはフィールドを大きく変える。
これは精神衛生的に非常に良いことだと再確認できた。
この日の海象
◆雨 ◆南の風 3m/s
◆波高 1m
◆大潮 (月齢 13.5)
◆旧暦 4月14日
久しぶりー!
やっときたねぇ!!
今日は波が南の1mだから、ヒラスズキどうかなぁって思ってるんですが…
ヒラスズキも出るやろうばってん、今日はライトメインで、チャンスあったらスジアラ狙ってみらん?
良いとこに乗せるけん!
狙いたいです!!
そんなことで今日は狙えるものは何でも狙う、お散歩沖磯ジギンガースタイルで。
トモ船長も「その方がいいよ」とのことだ。
この日は底物釣り師2名(YouTubeで拝見した方だ…)と、関東から来られたという青物狙いのルアーマン2名。
雨、凪、無風の沖磯!ターゲットに縛りなし!
今回乗った磯は内院港から出てすぐの内院島1番という瀬。
見てのとおり潮あたりは抜群で、すぐ南には1級磯の星岩が見える。
しかしヒラスズキを狙うには厳しい海況。
まずはライトショアジギングタックルから準備し、40gのジグで広く探る。
潮は流れている。だが反応はない。
足下の右手にドン深のスリッドがあり、瀬が沖に伸びている。そこに5分間隔で上潮が当たりショボサラシを形成している。
この海域も東側と大して変わらないとすれば、イワシやキビナゴといった類のベイトだろう。
スリッドに少しレンジを入れて引いてこれるように、そして少しサイズ感を落とし、DUEL ミッドダイバー95Fをセット。
沖目にキャストして、トゥイッチを織り交ぜつつ反応を伺う。
1投目は空振り。
続く2投目。
同じようにアピールを入れて引いてくる。
…ギラ!!
銀色が反転した。
居る。
沖に伸びる瀬の先、急深になるかならないかのところに少なくとも1匹は付いている。
同様に沖からチョンチョンと引いてきて、足下のショボサラシが広がるタイミングでリーリングスピードをゆるめ、差し込んでみる。
その時、メンバー全員を瀬上げ完了したトモ船長が50m先を横切り、汽笛を鳴らして手を振っている。
それに手を振り替えした瞬間、
…ゴンっ!!
長さはないが、なかなかの体高ちゃん。
近頃は長さよりもこの魚体の幅にうっとりする。
結局、スジアラ狙いなんて言いながら、微サラシばかりを狙い撃っている自分。
そこに居るとわかったら、狙わずにはいられない。
ブローウィン125f slimにルアーチェンジし、同じ戦法で狙ってみる。
すると、すぐさま2匹目が、サラシのベールに入る前に、全く別の場所でブローウィンに豪快バイト!
しかし突然テンションが抜ける。
これまで一切のトラブルをもたらさなかったSUNLINE CASTAWAY2号が…擦り切れたような痕跡。
ガイドを確認すると、
アヴァリス入院確定。
そしてまたブローウィンが殉職。
魚に申し訳ない…と思ったらブローウィンが浮いてる!
ショアジギロッドに持ち替えて回収を試みるも失敗。
とりあえずアヴァリスを直さないと。
ロッドの修理は初めてで、どうすればいいのかさっぱり。地元の釣具屋に聞いてみようと思う。トップガイドは自分で交換可能だそうだが、ちょっと怖いなぁなんてことを考えながら、ショアジギングに切り替える。
ボトムについた旬のイサキを狙う
本日持ち込んだタックルで、できることはショアジギングとエギング。
ものは試しと比較的シャローの小さなワンドにエギを投入するも反応をえられなかったので、再び40gのジグで深場をサーチ。
よく見るとヤズらしき小型青物が小規模にボイルしている。
見間違いかもしれないが、かなり沖合で黒い塊もライズしている。
なんて考えていると着底。
一度大きくしゃくり上げて、
ただ巻きに切り替えたところでHIT!!竿に重さが乗る。
根魚?
抵抗する様子がない。竿も叩かない。
中層でゴゴン!とたまに暴れる感覚が手に伝わる。
正体はこれ。
これは嬉しいお土産だった。
先日、釣り友たちがオフショアで爆釣した話を聞き、この時期のイサキの味は最高だということを聞いていたので、素直に嬉しい。
それから3本ほど追加したが、ご覧の通り産卵を控えた個体につき、白子が溢れる1匹だけをキープ。他はリリースした。
何がヒットするかわからない、その時期に一番いい魚がヒットするライトショアジギの醍醐味を存分に感じることができた。
本日は午前中のみ!雨、凪にも関わらず満足の釣果!
どうやったー?
なんか掛かっとったねぇ!
スジアラ狙わな!!w
確かに。
当日乗船の直前に、この海域にスジアラが生息していることがわかったのだが、せっかくなら限られた短時間のうちにスジアラについて調べて、アプローチしてみてもよかったかもしれない。
弁当の配布で他の磯に乗ったメンバーを回ったが、底物師も餌取りだけで本体のアタリはなし、ルアーマンはヤズを1本キャッチといった感じだった。
あれはコシナガマグロよー!
漁師が食って美味くないし、水揚げしても安いし、困っとるもんね!
けど釣る分には楽しいやろうね!
【エギング】
◆ ロッド:DAIWA Emeraldas MX86ML
◆ リール:DAIWA カルディアLT2500S-XH
◆ ライン:よつあみ X BRAID号 0.6号
◆ リーダー:VARIVAS ショックリーダー 12lb
【ライトショアジギング】
◆ ロッド:Yamaga Blanks Early 104
◆ リール:Twin Power XD 4000XG
◆ ライン:DAIWA morethan DURASENSOR 8BRAID 1.5号
◆ リーダー:SUNLINE SYSTEM SHOCKLEADER ナイロン 30lb
【ヒラスズキタックル】
◆ ロッド:RippleFisher Avarice110MH
◆ リール:18 Stella C5000XG
◆ ライン:SUNLINE CAST AWAY 2号
◆ リーダー:VARIVAS ショックリーダー ナイロン 40lb
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