足繁く磯に通い、四季折々移ろう荒磯の表情と出来事を記録します。
今回は、今年3月の回想録。
久しぶりに磯のサラシゲームにおける”春爆”を経験したので記録に残したい。
フィールドはホームの壱岐・遊漁船勘八を利用
場所はどこにしましょうか?
この時期、磯ヒラでオススメあります??
各方面の情報ではベイトは10cm前後のイワシが入っていますよ!
かなりプレッシャーが高く難しい展開が予想されたが、
終わってみれば27キャッチの春爆に遭遇。
イワシの接岸による恩恵だ。
壱岐に行きましょう。
K君はヒラスズキをやってみたいとのことですが、自分は青物を狙います。
遊漁船勘八は、壱岐島の北西に位置するタンス浦港を基地とする遊漁船。
初心者から上級者まで、主に島の西側を中心とした沖磯に瀬渡しを案内してくれるほか、近海から七里が曽根までのジギングも楽しめる。
経験豊富でアングラー思いの吉井船長が、安全な釣行をサポートしてくれる。
「フェリーきずな」にて、壱岐・芦辺港へ そして期待の朝マズメ
博多港ベイサイドターミナルから深夜のフェリーに3名で乗船し、02:35芦辺港に到着。
この日は吉井船長から借り受けた軽バンの車内で仮眠をとった。
06:00頃、吉井船長到着。
久しぶりに吉井船長と再会を果たしたが、変わらず元気そうで何よりだった。
ブログ主とSさんが青物狙い
Kさんはヒラスズキ狙いであることを告げつつ
船長から教えてもらった最近の状況と、船長の意見を交えながら渡磯場所を選定した。
私とSさんは南西の沖磯へ。
Kさんは単独、北に位置する島に渡ることとなった。
この日の海象
◆晴れ ◆北東の風 7m/s
◆波高 1.5m
期待の朝マズメ…というには遅いか…
すでに朝日も昇り、日中への釣りに移り変わりつつある。
今春のために準備したRunnerExceed100SHH limited
欲しくても殆ど手に入らない至高のロッド。
そしてSTELLA 18000XG。
ルアーは貝田ルアー トランペット190。
春マサのバイトを信じ、キープキャストを繰り返したが、一切の反応を得られず。
そんな中、Kさんから嬉しい報告が。
これをきっかけに、我々も北の島への瀬変わりを決断した。
北に位置する島へ瀬変わり・ターゲットをヒラスズキへ変更
瀬変わりすると、嬉しそうなKさんがそこにいた。
着いてすぐ釣れました!
アタリは遠のいたけど、5バイトくらいありましたよ!
はやる気持ちをなんとか殺しながら、早速ヒラスズキの準備を始める。
Sさんは先ほどのsunriseの存在が気になり、引き続き青物を狙うとのこと。
Kさんは、先ほどバイトを量産した場所を撃つとのことなので、なるべく邪魔にならない場所を選ぶ。
向かって右側の張り出した瀬に、潮波が生む流れと微サラシがある。
そのひとつ沖側に岩があり、そこにも流れが当たっている。
サラシはそこまで濃くはない。
今はアタリが落ち着いたということは、少し沖目に出たか。
それともルアーを見て、選んでいるか。
微サラシに馴染ませるため、ブローウィン125F slimをセット。
沖側に落とし、殆ど巻かず流れに同調させる。
出ましたねー!
まだ居ましたね!
ブローウィンはこれまで何度も窮地を救ってくれたルアー。
巻いてよし、巻かなくてもよし、流してよし、ジャーキングしてもよし。
自宅の冷蔵庫はヒラスズキで溢れかえっているので、すぐリリースして続投。
次に投入したルアーはSHIMANO カーディフ115 wind lip stick。
アメマス・サクラマス用、ジェットブースト搭載のぶっ飛びシンキングペンシル。
シルエットもブローウィン125Fと同等の細身サイズ。
ブローウィンの1.5倍の飛距離から、先ほどのヒットゾーンまで引っ張ってくるイメージで流し込んでいく。
良型は間違いない。竿を左に倒して巻きを入れると走りが止まった。
足下は水深があるが左に走られると厄介だ。2歩前に出て、できるだけ自由を封じる。
頭だけシェイクのエラ洗い。
というか頭がでかい。
ランカーには及ばずも、まだまだ大きくなる個体であることには間違いない。
光栄な出会い・・・。
すぐにKさんが駆け寄る。
太えー!!
こんなのが泳いでるんですか。
嬉しいー!
実はフィッシュグリップを車に置き忘れたため、ランディング後はKさんの助けを借りなければならなかった。
一魚一会。
もっと大きな個体と出会いたいが、
まずはこんな感動を与えてくれた彼女に感謝。
近年変化の激しい海況に適応し逞しく育った銀鱗の魚体。
敬意を表し、丁寧にリリース。
嬉しい体高オバケと別れ、さらに続投!
自分の考えとは裏腹に、魚の付き場は意外と手前だということに気づき、続いてはmegabass 空海slim140F。
ヒットポイントの奥にキャストし、パン!パン!とジャーキングを入れて見せ、反転する流れ(リリーングがわずかに重くなったとき)のタイミング、ルアーの波動を感じないくらいの巻き感覚でじわ〜っと巻く・・・
ランディングポイントまで誘導し、キャッチ。
ボガグリップを持つKさんにヘルプをお願いする。
こんな日に巡り合うことはそうそう無いだろう・・・
そう思いながら1チャンスをきちんと獲れるよう意識を深める。
それからもルアーローテーションを織り交ぜつつ、
反応が止まれば早巻きやストップアンドゴー、ジャーキングなどで数を重ね、同じ場所で4尾を追加。
最初に気になった右側の張り出しにできた流れに、トップウォータープラグで1尾を追加。
私が魚をかければ、当然Kさんはヘルプに回らなければならないので、Kさんも落ち着かなかっただろう。
ここで、青物を諦めたSさんが登場。
遠くから見てたけど、無双してるやないですか!
ずっと竿曲がってたし!
魚の溜まっていた場所を運良く引き当てられたに過ぎないが、素直に嬉しい。
釣り過ぎてK君が呆然としてるやないですか!(笑)
そんなん見せつけられたら、俺もヒラスズキやろうかなぁ・・・
そう言いながら、Sさんもベイトタックルでヒラスズキに参戦する。
各人、思い思いの場所に散り、反応を探る。
さすがに8本も抜いたので、ブログ主が無双した場所も反応が遠のいてきた。
魚が抜けたか・・・
Sさんは最初にKさんが撃っていた付近を重点的に攻める。
ベイトならではの、ストラクチャーをピン撃ち、リーリングを止めたり、クラッチを切って流して見せる(ブログ主もこのSさんメソッドを観察して体得し、今ではベイトで多用するようになった)方法で魚の反応を伺っている。
そこの立ち位置で撃つならやっぱりそこだよね!って場所を的確に射抜く。
Sさんとの釣行で一番驚いたのが、3月のとある風速15m強の爆風の日、私が40m先の沖のシモリを、スピニングタックルでシンペンをキャストし流していた時に、入れ替わりで、Sさんがベイトリールで、ほぼ同じ飛距離を出していたことだ。
しかもラインをサミングして、落としたいピンに落としている。
風の強い日のベイトタックルの弱点として”飛距離”を挙げる人は多くいるが、(自分もあまりに風の強い日はベイトの選択を控えている)全く問題なくロッドを振り回すSさんに目を疑った。
そんなことを考えていた時、Sさんの雄叫びが。
っしゃあああ!!!
獲ったぞぉ!!!
その右手には黒ずんだヒラスズキ。
遠くからもランカークラスであることがわかる。
実は瀬替わりした時、冗談で「ランカー釣るまで帰らん!」なんて言っていたが、いとも簡単にそのクラスを釣り上げてしまった。
早速、計測に移る。
私の手尺では、ちょうどランカーサイズ。
久しぶりヒラスズキ釣ったわー
沖の瀬に張り付きましたけど、引っ張り出してきましたわー!
ちょっとこれから、またヒラスズキちゃんと狙ってやってみようかなー?
ちゃんとやったらどうなるんだ…
またよー釣ったねぇー(笑)あんま釣ったらおらんくなるよ(笑)
◆ ロッド:RippleFisher Avarice110MH
◆ リール:18 Stella C5000XG
◆ ライン:SUNLINE CAST AWAY 2号
◆ リーダー:SUNLINE SYSTEM SHOCKLEADER ナイロン 30lb
今回も駄文にお付き合い、ありがとうございました!
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