足繁く磯に通い、四季折々移ろう荒磯の表情と出来事を記録します。
連続釣行2日目。
疲労を蓄えた2日目の朝。
予定の時間に目覚めると、身体はバキバキ。
肩、腰の痛みと折り合いをつけながら、何とか起き上がることに成功し、
暗闇のなか準備を始めるも、脳内は7割、嫌な(ホゲる)予感。
それでも、わずかな希望にすがるように準備を進め、
準備が進むにつれ、腹を決める。
そして唱える。
これまで何度となく唱えた、あの呪文を。
『行かなきゃ釣れないしな。』
昨日、豪雨のなかのキャスティングゲームで何の結果も残せずに敗北を喫し、ヒラマサがこんなにも難しかったかと自問自答を繰り返しながら迎えたこの日。
今日も懲りずに、ショアからのヒラマサキャスティングゲームに挑む。
前回同様、今回も梅乃屋さんの力を借りて、沖磯へ向かうことにした。
『出会い』という奇跡
この日の天候データはこちら。
海象状況
◆晴れ ◆南の風 6m/s
◆波高 0.5m
◆中潮(月齢 4.1)
◆旧暦 8月5日
団体の遠征客はすでに島を去ったようで、この日は福岡など近場から遠征に訪れた方が2組と、餌釣りのローカルアングラー2組。
乗り合わせた方から声をかけていただき、情報を交換する。
多くの場合、瀬渡しの遊漁船など乗合での船内で、何故かアングラー同士、それぞれ結界を張っているというか、どうしてもヒリヒリとした感覚を感じるのは私だけだろうか。
あの空気が非常に苦手で、出来るだけ、自分から声をかけるように心掛けているが、今回は相手方からお声掛け頂き、しかもとても話し易く良い方で、ありがたい情報まで頂けた。
何だか久々に初対面の人とワイワイ話すことができて、今日に至るまで乗った遊漁船での出会いを思い出した。
糸島発の遊漁船マリンクロスで同じ烏帽子に渡磯し、とても良くしてもらったH・Nさん(のちに、LINEのアイコンが巨大なアカメを仕留めた写真で、SNSの投稿からとんでもないシーバスゲームの手練だと知る)
梅乃屋さんで知り合った、大分県を中心に精力的にロックショアゲームを展開し、ショアから大型ヒラマサの実績を持つツリ◯キラメンナのIさん、
壱岐の名島で、一緒にヒラスズキゲームを楽しんだ梅さん
そして壱岐遠征で知り合った師匠で兄貴分のSさん
いつも冷静に静かに心を燃やすSさんの友人のKさんにも、釣り以外でも食事をご馳走になった
あとはまだお会いできてないが、長崎県内で、ショアから大型ヒラマサ!という同じ夢を持ち、そして15kgキャッチを実現させているN・Kさん。
いつも応援しているが、いつかお会いしてみたいと思っている。
ありがたいことに、これらの方々は、私の釣りの知識経験を問わず、垣根なく対等に話してくれて
初対面にもかかわらずその日の釣りを通じて仲良くなれたこと
その後も情報交換やアドバイスをもらえるうえに、
自分を頼って遊びに来てくれること
そして忌憚(きたん)のない意見交換
この歳になると、共通の趣味でもない限り『友達を作る』という行為自体がかなり遠ざかるが、
こういった出会いは、どんな釣果よりも価値があることだと改めて感じる。
それこそ、梅乃屋さんで知り合ったIさんから、インスタのアカウント交換を依頼されたことがとても嬉しくて、、
それからはブログ主も、良いお話ができた方とは積極的にアカウント交換するようにしている。
たまたま同じ日に、たまたま同じ場所に集った奇跡、釣果とともに、良い出会いも持って帰りたいと思う。
出会いのおかげでイチ釣り人として成長できた!
これからも出会いは大切にしたいです🙏
東の好ポイント・クズレの磯に渡る
ということで、今回は東側の沖磯、クズレに渡る。
上潮が右(南)から左(北)に走り、下潮がその逆。
この日朝イチのタイミングは、上潮がガンガン走っており、手前のブレイクラインまで潮が当たり、流れのヨレが発生。
まずはラピード220 クリアカラーから反応を見る。
経験上、この雰囲気は間違いなく魚が出る。
期待を込めてラピードを投げ込むと、潮目の中の浮きグレが、10mの範囲でバシャッと逃げる。
この浮きグレ。
個人的にこの浮きグレが漂っている時、あまり良い思いをしたことがない。
ヒラマサがグレを狙ってボイルするところも見たことがない。
この浮きグレと青物の関係性はどうなのか…
期待の朝マヅメも浮きグレの
バシャッ
ばかりに終わり、青物からの反応を得ることはできなかった。
思わぬ刺客に窮地へ
トップウォータープラグも、KM工房シーカ180、ダイビングウォブラー170、ヘッドディップ140Fとサイズダウンさせるが、反応なし。
時間もすでに10:00を過ぎ、ここで先程、情報をくれたアングラーさんと同じ戦法、ジグを投入することに。
撃投ジグ ストライク80g ピンクグロー
ラインシステムはそのままなので、かなり潮の影響を受けそうだが、替えスプールを忘れてきたのでそのまま投入。
1時間ほどシャクるが、これも反応がない。
そこへ1隻の遊漁船が近づいてくる。
てっきり梅乃屋さんの若丸かと思ったが、よく見ると船型が違う。
その遊漁船は、クズレの前を横切り、そのまま向かって左の北側へおよそ50m進んだ先のキャスト範囲内で錨を下ろし、客2名と船長の3名でフカセ釣りを始めた…
当然、左側はキャストできない(できないことはないが、あからさまに抗議の姿勢を見せることになるので…)
しょうがなく右側へ立ち、向かい風に向かってキャストする。
遊漁船は魚探で浮きグレの反応を取っているのだろうか…爆釣中。
だんだんと離れる潮目
浮きグレ
遊漁船。
なんとも拷問のような時間が続いた。
瀬替わりで窮地を脱出
12:00 弁当の配達を終えて、トモ船長がやってきた。
1番乗ってみる?
下潮当たっていいかもよ!
トモ船長の助言を受けて、内院の1番に瀬替わりする。
トモ船長の言うとおり、1番には大きな潮がバッチリ当たっていて良い感じだ。
朝のクズレと同じ雰囲気。
かなり期待できそうだったが…
残念ながらノーバイト。
こういうときは、ルアー操作を楽しむに限る!
ルグランタンゴ190のフックを#3〜#4に替えたり戻したり、アクションの変化を検証し楽しむ時間となった。
17:30 ストップフィッシング。
ヒラマサにフォーカスし、ヒラマサだけを追いかけた3日間。
結果は…0キャッチ。
1本とりたかった。
ただ色んな魚種のなかでも、この振り回されっぷりこそが青物って感じで、これはこれで良い。
ヒラマサ だけにフォーカス、、と言ったが訂正。
そういえば途中下車して、リバーシーバスも狙ってみた。
夜討ち朝駆けの3日間。
苦しくも楽しんだ3日間。
来月からの釣りも楽しみだ。
【タックル】
◆ ロッド:Ripple fisher / Runner exceed100SHH
◆ リール:Shimano / STELLA 18000HG
◆ ライン:VARIVAS / Avani Casting PE SMP 8号・300m
◆ リーダー:YGK / GALIS CASTMAN Absorber 170lb
今回も駄文にお付き合い、ありがとうございました!!
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