足繁く磯に通い、四季折々移ろう荒磯の表情と出来事を記録します。
そんな中、久しぶりに丸一日まとまった釣行時間が確保できた。
目指せ、北〜西エリアの制覇
海象状況
◆晴れ ◆北東の風 4m/s
◆波高 1.0m
◆中潮 (月齢 2.4)
◆旧暦 9月3日
◆水温 約25度
ようやく太陽太陰暦も9月に入った。
今月は休暇と時化日が重ならない。ただ釣りができるだけでも幸せととるべきか・・・。
エントリーとともにあることに気づく。
魚を触った時のあの匂いが・・・磯中に漂っている。
経験上、この匂いのするときは、たいがい青物が入っているか、もしくは時間を置いて回遊してくる。
タイドプールを覗くと・・・
ボラもいる・・
こんな時に限って・・・・
もちろん青物タックルは家にある・・・
ただ一応、青物の回遊もわずかながら頭の片隅に注意を置いていたので、ベイトタックルで来たことが唯一の救いだ・・・。
ここはシャローエリア。
本当はさらに西に西に進みたかったが、これから潮が上げてくるのことを考えると、一箇所、不安な地形があったので断念。
干潮の時間帯の時のみ前に出られるので、足場の安定した磯を選び、
せっかくの朝まづめ、しかもベイトが入っているチャンスタイムなので、できる場所を選んで竿を振ってみる。
すでに歩き始めて25分。
07:00には帰路につかないと道が沈んでしまう可能性があるので、ここは30分勝負。
期待感は高かったが、ノーバイトに終わる。
対岸の地磯へエントリー
T磯(東)20分ほど磯歩き。
この時の潮位は140cmほど。
まだなんとか余裕がある。というかこの場所は160cm程度までならエントリーできそうだ。
潮波でできた微サラシがスリッドを覆い、
タイミングを見計りさえすればいい感じなのだが、、反応を取ることが出来ない。
安定してサラシのベールが海面を覆わないので、ヒラスズキは容易に姿を現さない。
ただ、このエリアはベイトの匂いはしない。。
09:30 このエリアに見切りをつけ、一旦、東の風波の影響に期待し、東側に大きく転進することに。
東の岬
メジャーなポイントだが、Tの岬に移動。
ここなら満潮の時間帯をやり過ごせるし、潮通しもいいので期待ができそう。
この場所も、干潮では多少前に出られるが、時化日は波が這い上がり危険が予想される。
爆時化の日はエントリーすら厳しいだろう。
結論、この磯においてもなんら反応を得ることはできなかった。
下潮に合わせ、北側に再エントリー
10:00を過ぎて、下げの潮回りに転じる。
本当は東側の本命Sの磯を撃ちたかったが、
高台から海況を観察するも、下潮でサラシが伸びるとは考えにくい状況だった。
そのため、ここから再度北方面に転進し、
朝しっかりと回れなかった北〜西を重点的に調査するため、再度エントリーする。
水が気持ちいい。
今日釣れたら間違いなく魚と一緒に泳ぐ。
ここは20代からお世話になっている三楽寿司の若大将から教えてもらった1級ポイント。
きみが靴ひもを結べるようになった時、俺たち島の子は釣り糸結んでルアー投げよったんやけんね!
任せんね!!
満潮からまだそこまで潮が引いていないので、ここから飛距離を考慮してスピニングタックルに持ち替える。
ここもなんとかサラシが広がる状況だが、数カ所、サラシが潮の流れに乗って払い出されている。
付くならここだろう。時合いとマッチしていればおそらく出るはずだが・・・
最後は最初にエントリーしたT磯(西)に移動。
体力的にはもう少し余裕があるが、精神的にキツなってきた。
ただ、今はデータを集めることしかできない。
潮回り、気象、海象、地形、時合い、ポイントへのアプローチ・・・
ガイド当日、無駄な時間を極限まで削ぎ落とし、全員安打達成のため1匹との距離を詰めるためには歩くしかないのだ。
結論、この場所については、早朝に諦めた西へのルートが開拓でき、
西の鼻のみ、魚が付きそうなエリアを発見した。
総じてポイントは遠いので、シンペンが必須の場所。
シンペンと言っても、特に飛距離が出るMEGABASS GENMA110SやDUEL Heavy shotシリーズなど、飛距離特化型のもが望ましい。
特に有効なのははかっ飛び棒BR。
これならシモリの先にルアーを送り込むことができた。
この日は当初の予想どおり、
魚は根にべったりで、ブローウィン165F slimを舐めるように際を通してワンバイト。
15:30 納竿となった。
徒歩で入磯可能な場所はほぼ制覇、歩いた距離16km
釣れないと腹を括っていたので、とにかく歩いた。
歩いて歩いて、気がつけば24,000歩以上歩いていた。
身長×0.475を歩幅と仮定して、私の身長は約172cm、一歩の歩幅は
172cm × 0.475=81.7cm
24,465歩 × 81.7cm = 1,998,790.5cm
= 19.98km
およそ3kmは買い物だったり、駐車場から車間の移動などだろうという推測を差し引いて、この日の磯歩きは約16km。
当日は覚悟するがよい。
【ヒラスズキタックル】
◆ ロッド:Ripple Fisher MONSTER IMPACT 110HH ベイトヒラモデル
◆ リール:SHIMANO CALCUTTA CONQUEST 300
(カスタムドラグ)
◆ ライン:ヤマトヨテグス レジンシェラー 2.5号
◆ リーダー:SUNLINE ソルティメイト
システムショックリーダー ナイロン60lb
◆ ロッド:RippleFisher Avarice110MH
◆ リール:18 Stella C5000XG
◆ ライン:SUNLINE CAST AWAY 2号
◆ リーダー:X-braid FCアブソーバー Slim&Strong 45lb
今回も駄文へのお付き合い、そして読了ありがとうございました。
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